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6月18 第14回生きづらさトークライブ!

オギー

2023年6月18日

ゲスト まちわかさん

今回のゲストは、
町田市当事者会「モヤモヤ解消事務局」代表まちわかさんです!

まちわかさんは『発達障害とは一体何なのか?』を探求しながら、主に町田市で当事者会を開催しておられます。


まちわかさんは学生時代いじめにはあったものの同じような特性を持つ人たちと仲が良かったのでそこまで苦しさはなかったそうです。


電気系の専門学校を卒業後テレビ業界に入ったものの作業の遅さやコミュニケーションの問題から退職し転職するもパワハラやブラック労働に耐えながらも続けていたそうです。毎日深夜まで続く残業に耐えること7年。会社のために尽くす気持ちやこの会社に引っ張ってくれた人を裏切りたくない気持ちがあったそうです。過酷な労働環境の中で働くうちに自分と他人との違いや他人から言動から受診にするに至り、ADDという診断が降りたそうです。


辞める前に命の電話に相談したそうですが、繋がったけれどもあまり印象に残らない言葉ばかり言われた記憶しかないそうです。笑


まちわかさんが辞める前にも2人鬱病になってしまって辞められています。そのうち一人の退職祝いをしたらトラブルになり退職に至ったそうです。


現在はゴミ焼却炉の仕事に従事し安心して働けているそうです。さまざまな就職支援サービスを受けて現職に至ります。自己理解プログラムが役に立ったといいます。まちわかさん曰く長く続けられる仕事を見つけることが難しいということでこれは多くの当事者が持つ問題だと思います。


当事者の特性はさまざまで興味も違います。個人事業主や会社員、経営者など働き方も幅広くなりました。当事者の就労ケースを聞いていくことで割と長く続けられている仕事を見つけていきたいです。


印象に残った悩みとしては「生きている意味あるのか」「自分は必要とされているのか」「この生きづらさはどうしたらなくなるのか」という苦悩があること。夜一人になる時に特にそう思うそうです。孤独感が増す夜。痛いほどよくわかります。

ただ、こころの安全基地@Escape町田やサークルなどで人と話しているときは楽しいそうです。

僕も同じような悩みがあるのですが生きる意味は「自分のような発達障害者が楽しいと思えたり明るく生きられるような仕組みやサービスやモノゴトを生み出すこと」です。

最近話題のトゥレット症候群当事者がTVで特集され注目を集めています。彼は同じ当事者のための居酒屋が作りたいといっていました。そういった方の発信が同じような苦しみを持つ当事者の希望になり活力につながりやがて現実になると考えています。


「帰る場所があれば人は強くなれる」これがこころの安全基地のキーワードです。


まちわかさんが欲しいものは彼女だったり安心できる居場所。こころの安全基地でも新しい企画(ボードゲーム)など始めていくそうです。


一人の強い想いの連鎖がやがて大きな力になっていくと考えているからこそまちわかさん初め当事者活動は連帯して続けていきます。


自分が当事者ということを知る。自分の特性を知る。自分の適性を知る。その知るまでの過程で失敗や挫折はあるけれどやがて自分が一番しっくりくる生き方を見つけていくんだと思う回でした。


今は10年前に比べ時代が変わり当事者会や生きづらい人向けのサービスも増えてきました。できることを積み重ねていくことで現実は徐々に変えていける。


まちわかさんご参加ありがとうございました!



■モヤモヤ解消事務局

https://twitter.com/MoyaMoyaKai


■こころの安全基地@Escape町田

https://anzenkichi-machida.com/

 





 




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